世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


アバフェルディ 18年 コートロティ リミテッドエディション   18年  43.0%

  • 蒸溜所名: アバフェルディ蒸溜所
  • 地域: ハイランド
  • ブランド: ジョン・デュワー&サンズ
  • 価格帯: £71-120
  • 入手可能場所: 各国
  • 掲載号:180号

フィービー・カルバーSCORE7.5

香り
ヒースのような匂いに、クリームの感触が混じっている。ほとんどカッテージチーズのような印象。オートケーキ、ブルーベリーのコンポート、オレンジ味のフルーツゼリー、砂糖漬けのチェリーとレーズン。
最初は肉っぽい味。バーベキューで焼いたポークチョップの塩気。かすかにワックスのような感触がある。ゴム栓、地面の上の湿った落ち葉、コーンオイル、鉛筆の削り屑、セージ。
フィニッシュ
唐辛子の辛味と、ゴムのような青っぽい匂い。余韻の長さはミディアム。終盤にはメンソールのような感触もある。
コメント
すぐ香りに魅了されたが、そこから期待された複雑さが味覚では十分に感じられなかった。

クリストファー・コーツSCORE7.8

香り
乾燥させた赤リンゴ、フリーズドライのイチゴ、家具の艶出し剤、ブルーベリー、ハチミツ入りのグラノーラ。
口当たりはミディアムボディ。赤リンゴをはじめとする果樹園のフルーツ。そこにキイチゴのクランブルケーキや、カシューナッツの風味が加わり、ヒラタケ(きのこ)のような味に発展していく。
フィニッシュ
余韻は長い。ナッツ香を含み、どこか食べ物の美味しさを思い起こさせる。この後味は時間が経つにつれて消え去り、最後に赤リンゴのような余韻が残る。タンニンの主張が増してくると、ややドライな印象になる。
コメント
心地よい味わいのウイスキー。時間が経つにつれて、グラスの中で香味が進化していく。